メールマガジン 《脱サラ起業・実践記!》
実体験をもとに、中小企業経営に必要な実務情報を掲載しています。
第23号 「実際の資金繰り状況を認識しよう」
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■ 売りと買いの回転日数をもとにした現状分析
~実際の資金繰り状況を認識しよう~
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しばらくぶりのメルマガになってしまいました。
ごめんなさい。
さて、前回まで小学校時代の友人である後藤君(仮称)との
20年ぶりの再開から融資申し込みまでをお話しました。
今回は、そんな後藤君の場合にも行った「実際の資金繰り状
況の計算」についてお話したいと思います。
「勘定あって銭足らず・・・」
経営を行っていく上で、経営者が良く聞く言葉です。
計算上では「利益」が出ていたとしても、実際の手持ち資金が
少ない・・・という状況を意味しています。
そのような状況に陥る原因として、以下のようなものが考えら
れます。
(1)収入(=収益力)以上の設備投資を行った場合
(2)入金サイクルが以上に長い場合
(3)支払サイクルが以上に短い場合
今回の後藤君の場合には、他人に対する「優しさ」が災いして、
利益が大きく出ているにもかかわらず「資金繰りが非常に厳し
い」状況になっていました。(;-;)
それでは、例を用いて実際に見てみましょう。
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■ 売りと買いの回転日数
〜 売りと買いの回転日数をもとにした現状分析 〜
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さて、売りと買いの「回転日数」・・というものを用いて、現
状の「入金と出金のバランス」を求めてみましょう。
今回用いる指標は次の2つです。
■買入債務回転日数 → 仕入れてから支払うまでの期間
買掛金年間発生額 ÷ 仕入原価
■売掛債権回転日数 → 売上げから入金になるまでの期間
売掛金年間発生額 ÷ 売上高
【例題】とある小物製品製造販売会社の経営数値
売上高 4859万円(年額)
仕入原価 1578万円(年額)
買掛金 2971万円(年間発生額)
売掛金 4134万円(年間発生額)
これを計算してみると・・・
・買入債務回転日数 → 0.53
・売掛債権回転日数 → 0.85 となり、
これを日数計算してみると、
・買入債務回転日数 → 16日
・売掛債権回転日数 → 26日 になります。
この数値を言い換えれば、仮に同じ日に仕入と売上の請求書
を発行したとしても、支払は16日後に行うにも関わらず、入金
はその10日後になってしまうことを意味します。
結果、利益が出ていようがいまいが、10日間は資金が持ち出し
になってしまう訳です。
この会社の年間売上額が4859万円ですから、次のような計算で、
年間の持ち出し平均キャッシュ額が分かります。
4859万円÷365日×67.5%(粗利益率)×10日=90万円
90万円のキャッシュが常日頃持ち出しとなっているのですから
これを改善しない理由はありません。
当然、後藤君の場合もここから手をつけることになりました!
みなさんもぜひ計算してみて下さいね。
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