メールマガジン 《脱サラ起業・実践記!》
実体験をもとに、中小企業経営に必要な実務情報を掲載しています。
第14号 「キャッシュフロー計算書〔最終回〕」
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■ 「フリーキャッシュフロー経営の勧め」
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今回は、キャッシュフロー計算書の最終回です。(^-^)O
昨年の1月に創業して以来、経営者である私自身は「損益計算
書」についてはほとんど見ていません。
弊社の場合には、製造業さんなどのような変動費が少ないので、
売上高の管理さえしていれば「損益状況」はほぼ正確に把握で
きているからです。
しかし、そんな私でもキャッシュフロー計算書だけはこまめに
チェックしています。
キャッシュフロー計算書から読み取れる「弊社の状況」が悪く
なければ、会社運営上間違った経営はしていないと分かるから
です。
それでは、キャッシュフロー計算書から分かる部分についてみ
ていきましょう。
(1) 企業(事業)価値の判断としての効果
弊社が顧問先の皆様のコンサルティングを行っていく上で重要
視しているのがキャッシュフロー計算書です。
実際にさまざまな企業様を分析していると、損益計算書で出て
いる利益よりキャッシュフロー計算書で出ている内容のほうが
「実際の状況」を表していることが多いからです。
このことは、企業マネジメントにおける企業(事業)価値の判
断が、「単なる計算上の収益力(=P/L)」だけではなく、
「将来にわたりどれだけのキャッシュフローを獲得できるのか」
で測られるようになってきていることからも分かります。
外部の投資家などは、キャッシュフロー計算書を使ってその企
業(事業)の価値を評価し、投資するのに値するかどうかの判
断をしています。
そのことは、経営者にとっても「自社のキャッシュフロー計算
書」は「自社の事業価値向上への道標」とすることが出来ます。
また、前回のメルマガでも述べましたが、キャッシュフロー計
算書の良し悪しは金融機関からの融資に大きく影響を受けます。
なぜなら、キャッシュフロー計算書の内容が悪い企業は、いう
なれば投資家や金融機関にとって価値がない(=魅力がない)
企業だからです。
(2) キャッシュ増減の源泉が把握できる効果
資金繰り表は資金ショートを防ぐ為に作成され、その記載内
容は、細かく収支の性格別に分けて記載していないものが一
般的です。
しかし、キャッシュフロー計算書は、キャッシュの増減を発
生源泉ごとに分けて差額でわかりやすく表示しているので
「事業の何のための資金か」を把握できます。
そのため、実態に近い経営の分析、判断が可能となります。
付け加えれば、キャッシュフロー計算書は会計上の見積など
を一切交えず、実際のキャッシュの出入りをもとにしている
ので、粉飾がされにくい数値の信頼性が高いものであるとも
いえます。
(3) フリーキャッシュフロー経営とは
ではどこをどう見ればその企業(事業)の実態がわかるので
しょうか?
キャッシュフロー計算書を見ていく上で特に重要なのはフリ
ーキャッシュフローです。
フリーキャッシュフローとは、文字どおり「自由なキャッシ
ュフロー」です。
この自由というのは、投資家などにとってその企業を処分し
たときに自由に使えるものという意味です。
このフリーキャッシュフローをどのように使われているかを
見ることによって、その企業(事業)が何を重視し、どの方
向に行こうとしているかが見えてきます。
フリーキャッシュフローは、「営業活動によるキャッシュフ
ロー」に「投資活動によるキャッシュフロー」を加えたもの
を呼びます。
このフリーキャッシュフローの金額が大きいほど企業の活動
可能性が大きいともいえるので、企業(事業)価値が高くな
ります。
それを重視しているのがフリーキャッシュフロー経営と呼ば
れるものです。
(4) 中小企業こそキャッシュフロー計算書を重視しよう!
結論として、上場企業よりも、むしろ中小企業や個人事業主
の方が資金ショートによる危険性が高いわけですから、倒産
を回避し強い会社を作っていく為にもキャッシュフローを重
視したた経営を行っていきましょう。
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